ステンレス鋼とは?
ステンレスとは英語で“stainless steel”錆びにくい鋼と訳し、日本での正式名称は“ステンレス鋼”です。
ステンレス鋼は普通鋼ほど低価格ではありませんが、錆びにくいため普通鋼のように塗装や表面処理を付与する必要がなく保守コストを低く押さえられます。
ステンレスが錆びにくい理由は大気中あるいは水中で不動態皮膜と言われる目に見えない薄い保護膜ができるためです。
不動態皮膜とはCrの酸化物で厚さは数nm(ナノメートル、百万分の1mm)、透明で目には見えません。削り取られても直ちに修復されます。そのためステンレスは錆びにくいのです。
また、「より強く」ということでは、ステンレス鋼に窒化処理を施すことによって、表面の硬度を増すといった技術も生み出されています。